トッカビ交流講座 タイ料理をつくろう

 2008年9月6日、八尾市立安中人権コミュニティセンターで、異文化ルーツの人たちとの交流をすすめようと、交流サロンが開かれました。
 今回は、タイ出身のハムロ・サシポーンさんを講師に招いての料理教室。ハムロさんは13年前に結婚で来日し八尾に来られ、子育てをしながら、野遊祭など交流事業に関わってこられました。
 この講師依頼も快く引き受けていただき、日頃はつくる機会があまりない、タイ料理を通じての交流がはかられることとなりました。メニューはタイ料理の定番、トム・ヤン・クン(エビのスープ)、そしてパッタイ・サイ・カイ(タイ風焼きそば)、ヤム・ウンセン(春雨と魚介のサラダ)にデザートという豪華版。
 「サワッディー」(こんにちは)で料理づくり開始。トム・ヤン・クンはハムロさんが、手際よく調理。会場の調理実習室に、スープの香りが漂い早くも食欲をそそります。
 参加者が作るのは、焼きそばと、サラダ。これもそれぞれについてレシピを解説、ハムロさんが見事な手さばきでお手本を披露してくれました。
 参加者は、料理名の意味を尋ねたり、手順のメモをとりながら熱心に見入っていましたが、特別な食材は使わず、調味料等も身近なところで調達できることが分かり、これなら家でも手軽に作れそうと、みんなが感心。
 そして3グループに分かれて、調理開始。材料も事前に仕分けされておりスムーズに調理にかかることができました。各テーブルでは、エビの背ワタをとる人、野菜を切る人と、作業を分担しながら賑やかなうちに、次々と料理が完成。
 なぜか段取りが悪いグループもありましたが、ハムロさんに手伝ってもらいながら、なんとか仕上げることができひと安心。
 さっそく、できたての料理を食べながら交流
会がスタート。「自分が作ったものはおいしい」と言いながら、箸がのびるのはハムロさんが作ったお手本。覚えたての「アロイ!」(美味しい!)を連発しながら、全員お腹がいっぱいに。
 早速明日トム・ヤン・クンを友人に振る舞う、という参加者もいて、大好評のうちに、交流会はおひらきとなりました。