おしゃべりサロン

 2005年2月19日、3月26日とおしゃべりサロンを開きました。2月は、大阪教育大学に通うロシアのハバロフスクからの留学生、トロイツカ・ナターリアさんを、3月は、八尾市自治推進課で行われている中国帰国者の相談員である林平子さんを招いて交流を行いました。
 ナターリアさんは、自分が幼い時から食べている、朝食にもおやつ代わりにもなる、アラージォを作ってくれました。アラージォは、小麦粉にヨーグルト、たまご等を加えて作った生地を油で揚げるものですが、子どもの頃は、生地をミッキーマウスの形にするなど、好きな形にして揚げるのが楽しかったようです。揚げたものは、ハチミツ、イチゴジャム、練乳などをかけて食べます。
 ナターリアさんが生まれ育ったハバロフスクは、ロシアの中でも東に位置しており、日本にとても近く、「同じアジアですよ」といわれていたのが印象的でし た。また、意外にも知られていないと言っていましたが、ロシアは多民族国家で、公教育の中にも数種類の言語をまなぶ授業があり、ナターリアさんも中学から 日本語を専攻していたそうです。
 林さんは、10年ほど前に、中国広東省から日本に来られた方です。林さんは、中国の団子を作ってくれました。餃子の具のような中味に、外側が白玉粉で 作った団子になっていて、それを沸騰したお湯につけて浮かんできたら食べ頃です。不思議な食感でしたが、とてもおいしいものでした。
 日本に来た当初、林さんは、何もわからなかったのでやはり不安でいっぱいだったようです。しかし、とても親切な日本人に助けられましたと話していました。
 2回とも、参加者が少なかったのが残念でしたが、お二人の日本での生活について聞かせてもらい、美味しい食も加わって、楽しいひとときを過ごしました。